【ナポリ -ポンペイ遺跡-】
翌朝ホテルの屋上レストランに 行って外を眺める ・・・昨日通り過ぎた ヌォーヴォ城とサンタ・ルチア海岸 が一望出来てちょっとご機嫌♪ 今日は今回の旅行の目玉の1つ 「ポンペイ遺跡」に行くぞ! ・・・ちょっと盛り上がって来た♪ |
あまりいい印象が持てなかったナポリだが、たまたま泊まったホテルはすこぶる快適だった。 部屋は広くて清潔だし、フロントのスタッフの対応もとても親切・英語も聞き取りやすい。 朝、フロントでナポリ駅まで行けるバスの停留所の場所を聞いた。 スタッフは丁寧にバスチケットの購入場所も教えてくれる。 (大抵はバス停近くのコンビニスタンド等で買える) そして出掛けようとすると、フロントの女性がおもむろにダーの腕を「むんずっ!」と掴み 「その時計、ロレックスね。コレは外して行きなさい。とても危険です」 と言って(英語で)、その場でダーは腕時計を外させられた。 ・・・ナポリ、どんだけデンジャラスなんだよ(薄涙) そんなこんなでバスに乗ってナポリ駅に着いた。 ここからヴェスーヴィオ周遊鉄道に乗って、一路ポンペイへ。よっしゃ!行くでぇ~♪ |
どーでもいいんだが、電車のこのペイント(画像右上)、何とかならんかのぅ・・・ 駅の壁も、列車も、ことごとくこの手のアホアホなラクガキペイントだらけなんだよ(涙) しかも街中コレだからね。とにかくフラットな壁があれば全てこの手のラクガキ有りと思っていい。 まあいい。気を取り直してポンペイ遺跡だ! |
ポンペイ遺跡に関して今更改めて ここで説明するまでもないよね? ・・・知らない人はこの旅行記を そもそも読まないだろうし(苦笑) 右画像は有名な「車道と歩道」の図 車道には石のブロックが 馬車の車輪幅に合わせて 設置されているそうだ。 この車道部分は水を流して 水路としても活用していた模様 両脇の歩道を歩いている人は この石を渡って反対側に行く。 要するに「横断歩道」だね |
いきなり「げろー」な画像ですまん! ポンペイは瞬く間に溶岩と火山灰に 覆い尽くされて消滅した為に 逃げ遅れた人がそのまま火山灰の 下に埋もれたままになってしまい、 後世にその苦悶する表情そのまま の状態で発見された こんなおどろおどろしいヤツが 普通~に発掘展示物の中に ポーンと並べられてるんだな 発掘された遺物が大量というのも あるんだろうけど、それにしても 遺物の管理が超テキトー(^-^; |
おお!ジュピター神殿の向こうにヴェスーヴィオ火山の勇姿が見える!(左上画像) まあそれにしても、歩けども歩けども似たり寄ったりの遺跡が延々続いてる訳ですよ。 自分で歩いて見てる分にはすげー楽しいんですが、ここに似たり寄ったりの画像を延々と載せてもただの自己満足にしかならないだろうな(苦笑)・・・と言う訳で載せないでおくわ。 興味のある人は自力で行って下さい。ココは実際に自分の目で見なくちゃ面白くないです。 そんな中、ぴよが特に興味を引いたものを・・・ 何でもない横道なんですが、こーいうトコロが案外面白い♪と思って歩いていたんですよ。 すると、「外人さん数人+ガイド」のグループが前を歩いてましてね、ガイドさんが英語で何やら説明しながら前を行くんですが、何やら気になる単語が耳に入って来たんですわ。 ・・・コレはこの外人さんグループに着いていった方がいいヨカーン☆ 果たしてそのグループに着いて行くと、何の変哲もない1つの家の中に入っていった。 英語の説明が早口だから聞き取り難い!慌てて後を追うぞ!! 家の中は小さな部屋が沢山並んで区切られていて、1つ1つの狭い部屋には小さな石で出来たベッドのようなモノがポツンとあるだけだった。まるで牢屋か何かみたいだ。 各部屋の並んだ入口の上には、↑こんな感じの絵が沢山掲げられている。 そ♪ココは売春宿なんだなー。 大昔からヤローどもの欲求を満たす商売というのは繁盛したんだろう。 それにしても、この売春宿の壁画は割といい状態で残っている。きっとヴェスーヴィオ火山が噴火した時だってこの宿でウハウハしてたヤツがいたんだろう。 ・・・きっと人生の一番楽しい時間にお亡くなりになった事だろう。それはそれで幸せだ(笑) |
壁画の彩色がかなりいい状態で残ってるものもいくつかある。 特に右上画像の「ヴィーナスと天使のフレスコ画」なんて相当キレイだった。 (画像にカーソルを当てると全体画像が見れます) 神殿やら円形劇場やら、豪商の家やら、とにかく一通り何でもある。 ガイドブックに乗ってるような有名ドコロが、どこが何なんだかさっぱり判らない・・・なんて事はなく、 遺跡の中でも「オススメポイント」の家や建物の前には、上記のような案内版が必ず架かっている。 ・・・ただし、全てイタリア語だといのがアレな訳ですが(苦笑) まあでもね、イタリアに生まれて初めて来ていきなり最初にココに来る人はまずいないでしょ。 何日かイタリアにいれば、なんとなーく何が書いてあるか適当に予想がつくようになるんですわ。 中学英単語程度の知識があれば、だいたい文字見て想像が付きます。 ・・・と、エラソーに書いたが、 実際はガイドブックと付け合せて読まないと、直ぐに何かは判らないんだ(笑) まあでも、「歩き方」程度のガイドブック持って行けば間違いなくお目当てのモノは見つかるだろうと。 |
ぴよ達はマリーナ門から入って メインストリートを抜ける形で ヌーチェリア門から出た。 本当は「秘儀荘」まで行きたかったが はっきり言って、結構バテる。 最初に秘儀荘まで行っておけば よかったのに、散々歩いて 秘儀荘と真反対のヌーチェリア門 まで来てしまったので 今更戻るのも面倒臭くなって 結局は諦めてしまった ・・・次回来たら秘儀荘から行くぜ 右画像は「円形競技場」の外観 |
ヌーチェリア門から遺跡の外に出た。 来た方向と逆にローマ通り (ポンペイ遺跡前のメインストリート) を歩くと、朝降りた駅の次の駅に出る。 左画像は駅近くにあった 「マドンナ・デル・ロザリオ教会」の尖塔 |
ここらで昼飯が食いたいんですが、周囲に気の利いた店が見あたらない。 つーか、実は猛烈にトイレに行きたくなって来た・・・あかん・・・もう限界近いかも・・・(涙) で、たまたまマクドナルドがあったので「もうマックでいいよ!何か適当に注文しておいて!」と叫ぶようにダーに宣言したままマクドナルドのトイレに駆け込む。 ・・・ふー。間に合ったー。やばかったー。 ちょうど昼時だったので地元客でレジが混んでいて、ぴよがトイレから出て来るとまだダーは後ろの方で並びながらボーッとメニューを眺めていた。 いわゆる「バリューセット」ってヤツですね・・・コレが、行った頃に猛烈にユーロのレートが悪かったというのもあったんだけど、全然バリューじゃないんですよ(涙) チーズバーガー、ポテト、コカコーラのセットで当時日本円で1,300円超。高過ぎ。 「マックに1人1,000円以上って拷問かよっ!別の場所で食うぞ!」 ・・・トイレさえ何とかなれば空腹は多少我慢出来ます(笑) そんなこんなで、次なる目的地「エルコラーノ」に移動! |